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クモイト・クライマー

冴えない三十路が蜘蛛の糸を昇る過程を綴る 。そして、たまに足を運んだ神社を語る。

一幣司浅間神社(静岡)

いっぺいし!

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 ◇一幣司浅間神社 旧郷社

主祭神 木花開耶姫命

静岡県御殿場市古沢797番地

 

 国道246号と県道150号の交差地点に鎮座。

裏手に国道が走っているのですが、広い境内は清新な空気に満たされています。

高い木々に囲まれながらも、明るい陽射しが入り風通しもよいです。

そしてなにより落ち着きます。

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そういうわけで個人的にはとてもお気に入りの神社でありまして、

どうにか縁を結びたいと思って何度か足を運んだのですけど、

運悪く社務所が開いているってことがほとんどなかったんですね。

そこで、元旦ならばさすがに開いているだろうということで参拝に。

 

正月早々から体が震えました。激しい興奮。脈打つ鼓動。

普段閉まっている社務所と社殿が開いていたのです。感激。

そして驚くことに僕等参拝客を待っていたのは女性の宮司様でした。

宮司様は参拝客一組ひとくみに丁寧にお声をかけておりました。

僕等ともお話をしてくださったのですが、お忙しそうでもありましたので、

また近いうちに参拝にくることを約束をして、この日は早々に帰路に着きました。

そういうわけで、約束通り来訪。そして参拝。

 

一の鳥居 扁額に注目。

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黄金色の印字に二対の龍。

他では見られない奇抜な考案でしょう。

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参道の横にひっそりと飾られていたのは先代の扁額と鳥居でしょうか。

先代だとしたら、現行とデザインに大きな変化はないのでしょう。

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二の鳥居 その先に見えるのが社殿です。 

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拝殿 

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一の鳥居で頭を下げてから社殿にたどりつくまでには、

段数の少ない階段が二箇所控えています。

富士山に向かって緩やかな傾斜が続く土地特有の造りなのでしょう。

 

ちなみに社殿の注連縄ですが、藁の代わりに稲穂が飾られていました。

宮司様に訊くと、氏子総代さんの考案ということです。

細かな箇所で工夫をされている点にも惹かれてしまいますね。

 

扁額 うろ覚えで申し訳ないですが、江戸初期のものだったような…

寛永とかなんとか。間違っていたらスミマセン。

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御神木の杉

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遅くなりましたが、創建は863年。

そして気になる社名の「一幣司」についてはどう説明したらよいのでしょうかね。

宮司様の話を参考に例えるのならば、富士宮富士山本宮浅間大社に対する、

「一宮」を 想像すると良いのかもしれません。まァ、そんな感じで。

昔は「二幣司」「三幣司」と名乗る神社が他にあったかもしれないとのことです。

 

いずれにせよ、鎌倉往還に位置する社格の高い浅間神社だったということを、

静岡地区?の神社帳のコピーを参考に丁寧に説明してくださりました。

ちなみに、この神社帳のコピー。普段は目にできないとのことでラッキーでした。

また、2月の筒粥神事の結果を記した紙までいただくことができました。

「一」と「十」の数字が多かったのですが、これが非常に珍しい結果とのこと。

良くなるか悪くなるかのどちらかでしょうとのお話でした。

貴重なお話を本当にありがとうございます。宮司様にはただ感謝です。

 

御朱印

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最後に、本殿の写真。

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本殿の背後にぽっこりと膨らんだ丘のような土地が見えますが、

この土地も昔は社殿の背後に長く続く大きな山だったそうです。

しかし、国道が走ることになり、この山も削られてしまったとのこと。

この膨らんだ丘のような土地は、削られた山の痕跡だったんですね。

ちなみに、この国道を通す工事の途中で境内の木を伐ることもあったそうで、

このときに好くない事故が起きたとか起きなかったとか…

境内すれすれを走る国道を目にすると、開発による影響の大きさが分かります。

 

背後に国道が走っていますが、境内に足を踏み入れると穏やかで整った神社です。

手入れの行き届いた境内からは、地元住民からの崇敬の厚さも伝わってきます。

そして、神社から発せられる魅力は、宮司様のお人柄も関係していることでしょう。

これからも月に一度は参拝に行かせてもらいます。